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中央ビルコン株式会社は、2015年で40周年となりました。これもひとえに、当社をご信頼頂き、ご依頼頂いておりますお客様、ご協力頂いております各企業の皆様のお陰でございます。改めて、心より御礼申し上げます。
これまで中央ビルコンは、以下の3つの大きな柱を目標に取り組んで参りました。その取り組みの内容と、これからのビジョンをお話したいと思います。
■これまでの取り組み
1.コンプライアンス(法令遵守)の強化
CSR(企業の社会的責任)が求められる時代にあって、企業自体が法令違反を犯すことは、もはや会社の存続が許されないものであることは明らかです。しかし、近年は、この法令遵守の意味が誤解されているように思います。株式市場の混乱や金融市場を震撼させた数々の事件は、どれも許されないものばかりで、これに携わった経営者は、その責任を厳しく追及されなくてはなりません。ところが、どの経営者も「(形式的に)法令違反ではないのだから正当な経済行為であり、自分に責任はない」と異口同音に主張しています。
コンプライアンスの本来的意味は、形式的に法令遵守をすることはもちろんのこと、法令が制定された法本来の趣旨にのっとり、違法の疑いのある「グレーゾーン」についても行わないことを意味します。法の趣旨を理解し、道義的社会的責任を果たすことこそ、現代の企業に求められているCSRをまっとうすることになると思います。
当社では、コンプライアンス強化のため、社内に独立した監査チームを設置いたしました。部門内部によるチェックではなく、第三者的立場からの監査を行うことにより客観的でより現実的な検査を行うことができます。
また、顧問弁護士との連携による法務体制の拡充もしております。これは社内の法令遵守だけではありません。クライアント様や取引先とのコンサルティングの中で、法令違反もしくはその恐れがある場合にはリーガルチェックを重ねた上で、法令遵守対応のためのご提案をいたしております。世間一般に見られることですが、従前より継続して行ってきたことは許されていると誤解されていることも多く「悪意のない」法令違反も数多く存在します。当社は、社内だけでなく、当社とお取引のある各企業様のリスク軽減のためにコンプライアンスの提案も行っております。
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代表取締役社長 清藤 良則 |
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2.情報セキュリティの強化
平成15年5月に「個人情報の保護に関する法律」が制定され、当社も個人情報管理に対する取り組みを進めて参りました。情報は、お客様の大切な「財産」であり、漏洩すると回復が困難という点で、むしろ金銭以上に慎重に取り扱う必要があります。ニュース等で度々問題となっております情報漏洩事件は、このような情報への意識の欠如が原因となっているのだと思います。
当社では、情報セキュリティの対策として、社員教育により「漏洩させない」ことはもちろん、システム的に「漏洩できない」システム構築を目指しております。具体的には、専用ICカードによる入退管理やセキュリィゲートへの監視カメラの設置、社内ネットワーク環境の全面的リニューアルによる部門毎の物理的なサーバーの隔離やアクセス権限の厳格な設定など情報へのアクセス制限の強化を行っております。また、各端末の接続時間の監視・履歴の記録やデータ出力の監視、制限、機密文書アウトプットの際は、出力する複合機に権限者がパスワード入力しないとドキュメントを受け取れないようにするなど様々な取り組みも行っております。ネットワークからの情報流出対策として、ハード的なファイアーウォールの構築やウィルスチェックの強化も図っております。
業務受諾や協力会社へ業務依頼の際には守秘義務契約を締結しておりますし、社内でも社員採用・退職の際に、秘密保持に関する誓約書を提出させております。
3.業務の電子化・IT化
現代社会では、時代の変化に対応できるスピード性を要求されています。時代の変革に対応できない企業は市場からの撤退を余儀なくされるため、あるプロジェクトや商品が成功したとしても安住することはできません。当社では、この「ハイスピード時代」のニーズに対応するため各部門の業務の電子化・IT化に取り組んでおります。
例えば、不動産のマーケティング分野では、GIS(地理情報システム)を活用し、推測や経験などという曖昧な根拠ではなく、客観的に裏付けられた資料にもとづく分析・提案を行っています。その他、ドキュメントの電子化によりクライアント様からの多様なニーズにお応えするよう工夫をこらしております。 |
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■これからのビジョン 1.環境への取り組み
CSRの一要素として、これまで以上に企業の環境への取り組みが評価されるようになると思います。中央ビルコンでは、環境への取り組みとして、CO2の削減やエコロジー対策、無農薬・有機栽培による農家への支援などを進めて参ります。
2.ファシリティマネジメントの強化
管理業務の一環として、ファシリティマネジメントの強化・提案を進めて参ります。ファシリティマネジメントとは、設備・環境について経営効率を高めるための管理手法を意味します。前述したとおり、各企業への環境への取り組みが要求されるに伴い、ファシリティマネジメントの役割は、さらに大きくなってくると思います。当社は、クライアント様にふさわしいファシリティマネジメントの提案・実施を進めて参ります。
3.One To One〜全てはお客様のために
多様なお客様のニーズにお応えするために、中央ビルコンは、OneToOneのサービスを行っております。資産運用をご希望されるお客様のご事情は様々であり、定型的なサービスでは、ご満足いただけないと思います。中央ビルコンは、これまで培って参りました豊富な経験を活かして、お客様のご事情に合ったプランを提案して、進めて参ります。きっと、今まで他社でのサービスにご満足頂けなかった方でも、ご満足いただけると思います。「全てはお客様に喜んでいただくために」中央ビルコンの創業以来の変わらない精神です。 | |
中央ビルコン株式会社
代表取締役社長 | >
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